===== COPYALL ===== ==== 機能 ==== ファイル及びディレクトリのコピー ==== 書式 ==== COPYALL [/D] [/T|/N] [/U] [/V] [/S] [/(D1:)] [(パス名1)] (ファイル名1) {(d2:) | (パス名2)} ==== 備考 ==== 外部コマンド ==== 解説 ====  BACKUPコマンドがシステム全体のバックアップを目的とするのに対し、COPYALLコマンドはファイル・ディレクトリ単位でのバックアップを目的とします。 スイッチの指定により、ファイルの日付等で選択的にコピーをすることが出来ます。 === スイッチの説明 === * /D - サブディレクトリのコピー指定  コマンドで指定したパス以下にディレクトリ(サブディレクトリ)があった場合、"/D"スイッチをつけるとサブディレクトリをコピーしません。スイッチをつけない場合はサブディレクトリ以下全てのファイル・ディレクトリがコピーされます。 * /T - ファイルの有無と日付の確認  このスイッチをつけると、コピー元とコピー先のファイルを比較し、コピー元のファイルがコピー先より新しい日付か、コピー先に無い場合に限り、コピーをします。"/N"との同時指定は出来ません。 * /N - ファイルの日付の確認  このスイッチをつけると、コピー元とコピー先のファイルを比較し、コピー元のファイルがコピー先より新しい日付の場合のみコピーをします。"/T"と違ってコピー元にあってコピー先に無いファイルはコピーしません。"/T"との同時指定は出来ません。 * /U - ファイルネームの大文字コピー  コピーするファイルのファイルネームが小文字の時場合、大文字にしてコピーする。 * /V - コピー内容確認  コピーのリハーサルに最適です。このスイッチを指定すると、実際にはコピーを行わず、何をコピーするのか、その内容を表示します。 * /S - システムファイルを除いたコピー  コピーするときにシステムファイル(HUMAN.SYS)を除外してコピーします。 === コマンド実行例 === Aドライブの内容を全てBドライブにコピー。 COPYALL A:\*.* B: BドライブのDATAディレクトリ内をサブディレクトリを除いてCドライブにコピー。 COPYALL /D B:\DATA\*.* C: AドライブからCドライブへCドライブに無いファイルか、あっても日付の新しいファイルをコピーする。かつコピーするファイル名が小文字なら大文字に変換してコピー。COPYALL /N /U A:\*.* C: Bドライブのルートディレクトリの内容をCドライブにシステムファイルを除きコピーするときにコピー内容を確認する。 COPYALL /S /V B:\*.* C: