ファイル名の管理環境設定
FASTOPEN [ネームバッファ数] [パラメータ]
外部コマンド
簡単に言うならばディスクキャッシュです。ＯＳのディレクトリ管理をこのコマンドで確保したバッファ内で行い、ディスクアクセスの回数を減らすことで処理の高速化をはかります。バッファにはメインメモリが割り当てられます。
コマンドライン、CONFIG.SYSへの登録、どちらからでも実行できます。ただし、FASTIO, FASTSEEK, FASTOPENの各プログラムを解除するときは登録した順番と逆の順番で解除しなければなりません。また、これらのプログラムが登録された後にはＸ６８０３０以外の機種ではFDDEVICEが登録出来なくなります。
FASTOPEN 50
又は
FASTOPEN -b50
FASTOPEN
FASTOPEN -r
コマンドの登録状況によって以下の４パターンに分けられます。
| -b数値 | ネームバッファ数の設定 |
|---|---|
| -f | ファイル名２１文字全てを認識する |
| -c | 大文字小文字を区別する |
| -l | バッファのロック |
|---|---|
| -x | IOCSディスクアクセスをエラーにする |
| -o | FFLUSHでバッファを初期化しない |
| -u | バッファロックの解除 |
|---|---|
| -y | IOCSディスクアクセスでバッファを消去する |
| -a | FFLUSHでバッファを初期化する |