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human68k_manual:file:copyall

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COPYALL

機能

ファイルのコピー・連結

書式

COPY {(d:)|(コピー元パス名)|(コピー元ファイル名)} {(d:)|(コピー先パス名)|(コピー先ファイル名)} [/V] [/Q] [/B]

備考

内部コマンド

解説

ファイル及びディレクトリ単位でコピーを行います。パス名やファイル名を指定する時に、カレントディレクトリ内のファイル操作であれば、ドライブ名やパス名を省略することができます。

スイッチの説明

  • /V - べリファイ(書き込みエラーの確認)付きコピー。このスイッチによってコピー終了後自動的にベリファイを行います。
  • /Q - 確認メッセージ付きコピー。このスイッチによってコピーするファイル名と共に確認メッセージが表示され、コピーを実行します。
  • /B - バイナリファイルの連結。テキストファイルを連結する場合は必要ありません。

コマンド実行例

任意のファイルを任意の場所へコピーする

COPY A:\CONFIG.SYS B:\TEMP

この例ではAドライブの“CONFIG.SYS”というファイルをBドライブの“TEMP”ディレクトリ内にコピーされます。

任意のファイルを任意の場所へ別のファイル名でコピーする

COPY CONFIG.SYS CONFIG.ORG

この例ではAドライブの“CONFIG.SYS”というファイルを同じ場所に“CONFIG.ORG”というファイル名でコピーされます。元ファイルの“CONFIG.SYS”は当然元のままあります。

任意のディレクトリ内のファイルを任意の場所へコピーする

COPY A:\TEMP B:\

この例ではAドライブの“TEMP”ディレクトリ内にある全てのファイルをBドライブへコピーします。

ファイルの連結(テキストファイル)

COPY DCT.TXT+DFC.TXT DDD.TXT

この例では“DCT.TXT”と“DFC.TXT”を連結し“DDD.TXT”というファイル名で保存します。連結するファイル名の間には“+“をつけて下さい。ワイルドカード”*”を使う事もできます。

ファイルの連結(バイナリファイル)

COPY *.DAT DDD.DAT /B

この例ではワイルドカード“*”を使い、“.DAT”拡張子を含む全てのバイナリーファイルを“DDD.DAT”ファイル名で連結して保存します。基本的な使い方は前述の”ファイルの連結(テキストファイル)”と同じで連結するファイルを個別指定できます。

デバイスへ出力

COPY BOM.PCM PCM

“COPY”コマンドの特殊な使い方として、OPM(FM音源),PCM(ADPCM),MIDI,PRN(プリンター),LPT(プリンター)等の各種デバイスへ直接ファイルを出力して、演奏(各対応ファイル)や印刷(テキストファイル)を行うことが出来ます。このためには“OPMDRV3.X”や“PRNDRV.SYS”などの各種ドライバが登録されていなければ利用できません。登録には“CONFIG.SYS”ファイルの設定が必要です。

機能

ファイル及びディレクトリのコピー

書式

COPYALL [/D] [/T|/N] [/U] [/V] [/S] [/(D1:)] [(パス名1)] (ファイル名1) {(d2:) | (パス名2)}

備考

外部コマンド

解説

 BACKUPコマンドがシステム全体のバックアップを目的とするのに対し、COPYALLコマンドはファイル・ディレクトリ単位でのバックアップを目的とします。 スイッチの指定により、ファイルの日付等で選択的にコピーをすることが出来ます。

スイッチの説明

  • /D - サブディレクトリのコピー指定

 コマンドで指定したパス以下にディレクトリ(サブディレクトリ)があった場合、“/D”スイッチをつけるとサブディレクトリをコピーしません。スイッチをつけない場合はサブディレクトリ以下全てのファイル・ディレクトリがコピーされます。

  • /T - ファイルの有無と日付の確認

 このスイッチをつけると、コピー元とコピー先のファイルを比較し、コピー元のファイルがコピー先より新しい日付か、コピー先に無い場合に限り、コピーをします。“/N”との同時指定は出来ません。

  • /N - ファイルの日付の確認

 このスイッチをつけると、コピー元とコピー先のファイルを比較し、コピー元のファイルがコピー先より新しい日付の場合のみコピーをします。“/T”と違ってコピー元にあってコピー先に無いファイルはコピーしません。“/T”との同時指定は出来ません。

  • /U - ファイルネームの大文字コピー

 コピーするファイルのファイルネームが小文字の時場合、大文字にしてコピーする。

  • /V - コピー内容確認

 コピーのリハーサルに最適です。このスイッチを指定すると、実際にはコピーを行わず、何をコピーするのか、その内容を表示します。

  • /S - システムファイルを除いたコピー

 コピーするときにシステムファイル(HUMAN.SYS)を除外してコピーします。

コマンド実行例

Aドライブの内容を全てBドライブにコピー。 </code>COPYALL A:\*.* B:</code>

BドライブのDATAディレクトリ内をサブディレクトリを除いてCドライブにコピー。

COPYALL /D B:\DATA\*.* C:

AドライブからCドライブへCドライブに無いファイルか、あっても日付の新しいファイルをコピーする。かつコピーするファイル名が小文字なら大文字に変換してコピー。</code>COPYALL /N /U A:\*.* C:</code>

Bドライブのルートディレクトリの内容をCドライブにシステムファイルを除きコピーするときにコピー内容を確認する。

COPYALL /S /V B:\*.* C:
human68k_manual/file/copyall.1281002813.txt.gz · Last modified: 2019/08/27 20:44 (external edit)